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交響組曲第5番「NR」より

レンタル グレード4
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商品名 交響組曲第5番「NR」より
商品コード 0116
価格 51,150 円(税込)
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曲目解説
天野正道氏の音楽を語る上で、外せないのがアニメーションの劇伴である。大ヒット作“GR”が完結した翌年の1998年。山田風太郎原作のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)「魔界転生」が製作され、そのオリジナル・サウンドトラックを再構成したのが、「交響組曲第5番“NR”より」である。タイトルの“NR”とは、「魔界転生」の海外版“Ninja Resurraction(「忍者復活」の意)”の頭文字から取っている。
天野正道氏の交響組曲全10作のうち、最も「和」のテイストが突出して楽曲構成されており、さながら大河ドラマのテーマ曲といった趣向である。また、吹奏楽としては珍しく、ラテン語の歌詞(Kyrie eleison)による混声四部合唱が付く。
楽器編成は、通常の管弦楽編成に沿った編成を踏襲しており、※ソロ木管群を通常パートより切出して、雛壇最前列に配置している。この楽器配置は、天野氏のサウンドデザインの特徴的なものであり、「空間的な音響効果」を狙っている。(※雛壇に乗っているソロ木管群は、フルート2本、オーボエ2本、クラリネット2本、バスーン2本の計8本が、通常パート以外に配置される。天野氏の他の作品にも見られる編成。)
「魔界転生」は過去2度の映画化、1度のVシネマが作成されており、本作は初めてのアニメーションであった。ストーリーは、1637年(寛永14年)島原の乱でキリシタン軍を指揮し、幕府軍に討たれた天草四郎時貞が、魔界の力で転生し、他の転生衆を率いて徳川幕府に復讐するというものである。それを迎え撃つのは幕府隠密で剣豪の柳生十兵衛光厳。天草四郎時貞&転生衆VS柳生十兵衛光厳の戦いが果てしなく続く・・・。

第一楽章 「伝説」
乱世の世1637年(寛永14年)島原の乱、モノローグに重厚な大河ドラマ風のメインタイトルが轟く。

第二楽章 「救世主」
「主よ、憐れみ給え」と歌う混声四部合唱のKyrie eleison。デウスの巫女、天草四郎時貞の祈りのテーマ。冒頭部分のテーマ(主題)応答は、いわゆる「交誦」である。

第三楽章 「黙示録の戦士」
原城に立て籠もるキリシタン軍。そして天守閣より切込む隠密柳生十兵衛光厳。金管群のファンファーレに続き、躍動的なリズムに乗って天草四郎時貞を追い詰める。

第四楽章 「堕天使」
炎の中のマリア像が血の涙を流す。天草四郎時貞はデウスの道を絶たれ、魔界へと墜ちていく。四郎の無念をファゴットが悲しく歌う。天草四郎時貞は、デウスの子か、それともサタンか?

第五楽章 「転生」
死の淵にある天草四郎時貞が、サタンとなって魔界より降臨する。忍法「魔界転生」である。混声四部合唱と管楽器群が複雑に絡み合い、律動と共に突き進む。クライマックスを迎え、曲想はポップス調となり、ドラムセットが鋭く響く。転生を果たした天草四郎時貞と柳生十兵衛光厳の戦いが再び始まる。

 この曲は、2003年6月28日に東京のミュゼ・ダール吹奏楽団(合唱:早稲田大学混声合唱団)により、天野正道氏本人の指揮によって初演された。
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