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【スタディスコア】幻想交響曲より 第5楽章「サバトの夜の夢」

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【スタディスコア】 幻想交響曲より第5楽章「サバトの夜の夢
商品名 【スタディスコア】幻想交響曲より 第5楽章「サバトの夜の夢」
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曲目解説
ベートーヴェンの没後僅か3年目に作曲された幻想交響曲は、あらゆる意味でそれまでの交響曲の概念を覆した、当時としてはとても前衛的な音楽でした。
例えば、この曲は歴史上最初の標題、描写音楽と言えます。ベートーヴェンの田園交響曲も確かに標題が付いていますが、決して純音楽の範疇を超えてはいません。後にこの手法はリストなどを始め、多くの作曲家に受け継がれていきます。また、革新的なアイデアとして“イデー・フィクス”(固定観念、固定楽想)という、一つのメロディー(恋人の描写)を各楽章の各場面で登場させている、ということです。後にこの手法は「ライトモティーフ」としてワーグナーに受け継がれ、現代では映像音楽でも登場人物のテーマとして当たり前に使われています。また、かつて無かった巨大なオーケストラ編成、天才的な管弦楽技法なども後世に多くの影響を及ぼしています。
曲の内容ですが、ベルリオーズが以下のようなコメントを楽譜に書いています。「病的な感受性に富んだ若い芸術家が恋に破れ、アヘンを飲んで自殺を図る。アヘンの量が足りず彼は死に至らず、重苦しい眠りの間奇怪な幻想を体験する。感覚や記憶は音楽的な想念に変化し、恋人は一つのメロディーとなり、彼にまとわりつく“イデー・フィクス”となる」実際に大失恋をしたベルリオーズはその体験を偉大な作品に仕上げたのです。
1楽章では可憐な描写になっていたこの“イデー・フィクス”が5楽章「サバトの夜の夢」では魔女のメロディーに変化し、地獄の鐘が鳴り、死の描写としてグレゴリア聖歌、レクイエムの「怒りの日」がバソンとオフィクレド(現在はチューバで代用)で奏でられます。
ベルリオーズ弱冠27歳の時に書いた傑作です。(天野正道)

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