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雲は南に流れ 【Solo Instrument and Pianoforte-ソロ器楽曲】


※巴烏による演奏




演奏時間 : 約6分
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雲は南に流れ
商品名 雲は南に流れ 【Solo Instrument and Pianoforte-ソロ器楽曲】
商品コード CSP-009
価格 4,180 円(税込)
ポイント 190 pt
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ひとたびその音色を聞けば心は悠久の旅へ誘われる、魅惑の楽器・巴烏(バーウー)。
日本ではまだ珍しい楽器ですが、まずはお手持ちの楽器で奏でてみて下さい。
オリエンタルな美しさと素朴な力強さを感じられる作品です。



【楽曲解説】
 2006年から2012年までの6年間、「LOHAS NOTES」(ロハス・ノーツ、旧「杉本緑地公園」)という演奏ユニットを組んで活動しておりました。私が主にクラリネット、リコーダー、巴烏を担当、相方の杉本徹氏がピアノと鍵盤ハーモニカを担当し、二人とも作曲出身だったのでオリジナルもアレンジも沢山書いて当時は日本各地でライブや学校公演などを開催しておりました。今作もこのユニットのために書き下ろした作品で、巴烏のために書いた最初の作品でもあります。

 巴烏の説明を先にしなければいけません。中国語でバーウー(Bawu)と読みます。(よく「バウ」とも書かれています。)雲南地域の少数民族や隣接する東南アジア周辺に伝わる民族楽器で、木製の横笛ですがフルートとは違い、吹き口に銅板に三角の切れ込みを入れたリードが埋め込まれており、唄口を口で塞ぐようにして直接息でリードを振動させて音を鳴らす「横笛型のリード楽器」です。音域は西洋楽器に慣れている人からすれば驚くほど狭く、9度ほどしかありません。倍音を駆使すれば下に限定的に5度ほど下げることもできますが俊敏性は望めず、上の倍音列へのスムーズな切り替えも難しいです。(この曲の音域が広くないのはこのためです。)また、音量は高音にいくほど弱音で低音にいくほど強く、音量幅のコントロールにも限界があります。しかし、そのような音域や音量の不便を補って余りあるほどの郷愁的で魅力的な音色がこの楽器最大の特徴といえるでしょう。

 この楽器を初めて知ったのは、2007年の旧正月に参加した台湾の音楽祭でした。そこで台湾の笛奏者の方が演奏していた巴烏を耳にしてすぐに惚れ込み、その奏者の巴烏を直接購入したのが始まりでした。同年夏にも別の音楽祭で台湾に1ヶ月ほど滞在、その舞台でこの巴烏で即興演奏をしていたのですが、その即興演奏を基に作曲したのがこの作品です。ですので、今作には台湾で感じた情緒とこの楽器への探究心や愛着がたっぷり入っています。

 曲は、緩ー急の2部形式。民謡のような牧歌的な歌から巴烏のカデンツァ、後半は躍動的なアレグロの音楽です。実は巴烏は吸っても音が鳴ります!この吸音や最低倍音列を駆使して様々な効果音を出すことができ、原曲のイントロや曲の途中にも披露しています(菱形の音符)。他の楽器でも、是非トリルや息のノイズ、キーパーカッションなどで表現していただきたいです。また、カデンツァも各楽器の特性を活かしたオリジナルのカデンツァに是非トライされると楽しいかと思います。

 この作品が生まれてからLOHAS NOTESでは全活動期を通じて一番人気で、解散後も人気が高く、これまでに様々なアンサンブル版や中国楽器オーケストラ版、和太鼓コラボ版などでも演奏してきました。巴烏ならずともいろんな楽器でみなさんに楽しんでいただければ幸いです。その際は、各楽器に合わせて適宜オクターブ変更して下さって構いません。

 最後に、この曲の前半(民謡部分)には歌詞がついていますのでご紹介します。
  ―雲は南に流れ 伝説の島に恵みの雨を 
   そこは世界中に佇む子どもたちが戯れる場所―

※この楽譜と少し違いますが原曲版の音源がiTunesで配信中。(朴 守賢)
朴 守賢 プロフィール

大阪音楽大学音楽学部作曲学科作曲専攻出身。アジア作曲家連盟「アジア音楽祭」、済州国際管楽祭(韓国)、ISCM(国際現代音楽協会)「WorldNew Music Days」(2009/スウェーデン, 2014/ポーランド)、高雄春天藝術節(台湾)等、東アジアや欧米を中心に作品を発表。韓国ではKBSやMBSの密着ドキュメント番組が放送される。
第3回ACL-Korea青年作曲賞優秀賞、第15回大邱国際現代音楽祭最優秀賞、日本クラリネット協会クラリネット作品コンクール第3位、関西現代音楽交流協会作曲賞、第7回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位(2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲V『暁闇の宴』)、等を受賞。
吹奏楽や室内楽作品を中心に多くの出版社から作品が出版されている他、「東アジア文化都市2017京都」開幕公演「The 饗宴(第1部)」作曲・プロデュース、台湾最大の民族打楽器楽団「Ten Drum」全国ツアー全編作曲、映画やTVドラマ、CM等の劇伴音楽等、幅広く作編曲を手がける。
指揮、クラリネット・リコーダー・巴烏(Bawu, 雲南の横笛)等の演奏、幼児音楽研究、芸術国際交流、等の分野でも活動。大阪音楽大学短期大学部(作曲デザインコース)及び大阪教育大学(幼児教育専攻)各非常勤講師。(2020年04月現在)

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