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東海大札幌高校、最新アルバムリリース!
CACG-0318 B.アッペルモント「ブリュッセル・レクイエム」より
本年度の「全日本吹奏楽コンクール」全国大会でも金賞を受賞した北の雄、東海大学付属札幌高等学校吹奏楽部の最新アルバムをリリース!6月に開催された「第43回定期演奏会」のライブ盤です。コロナ禍により2年続けて定期演奏会が中止となるなど思うような活動が出来なかったと聴いておりますが、「東海大学付属第四高等学校」と呼ばれていた時代から変わらぬ骨太で揺るぎのないサウンドは健在。
これまで何度も演奏を重ねてきた、真島俊夫のコンサート・マーチ「東風 -こち-」を、今回は副顧問の武智司先生が指揮。同校に新風をもたらします。ゲストソリストとしてリード「ラフーン」を演奏するクラリネット奏者・鳥潟さくらは同校吹奏楽部出身。フランスで演奏活動を重ね、「日本管打楽器コンクール」で2位を受賞する実力と高い音楽性は、この素晴らしい演奏を聴けば大いに納得です。今後の更なる活躍を期待したいクラリネット奏者の一人です。
吹奏楽コンクールで演奏した課題曲「ジェネシス」と自由曲「ブリュッセル・レクイエム」の2曲は、客演指揮の中村俊哉のタクトで披露。金賞を受賞した全国大会の演奏とも一味違う演奏、また「ブリュッセル~」はコンクールとは少し違うカットでの演奏と、札幌ファンには聞き逃せない演奏です。
後半のポップスステージも見事なもの。特に、3年生・糟屋晴さんのバリトン・サックスソロで演奏される「アヴェ・マリア」と、本格的なスイング感が爽快で気持ちのいい「ベニー・グッドマン・メモリーズ」は白眉です。シンフォニックな表現だけでなく、ポップスも心地よく聞かせる多様にして盤石な音楽表現には舌を巻くばかりです。
これぞ吹奏楽の醍醐味!という演奏をギュッと凝縮したアルバムを、是非たくさんの方にお聞きいただきたいです。