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アンサンブル新譜2022<金管・打楽器編>
例年に比べ、アンサンブル作品のお問い合わせ・ご注文の動きが早いような気がします。
2022年発売となるアンサンブル作品をご紹介します。
<金管8重奏> 三澤 慶作曲「ヴィーナス ~美の幻想、地獄の実相」東海大学附属高輪台高等学校吹奏楽部・東京隆生吹奏楽団委嘱作品。
作曲家・三澤慶とタッグを組んでゴールド金賞!を目指す宇宙シリーズの第五弾です。金星をテーマに、金管アンサンブルならではの軽快なパッセージと華やかさ、掛け合いなどの魅力満載。副題が示すように「美」と「地獄」の対比を音で表現。ユーフォニアムにも見せ場があり個人の技巧が披露できる上級者向けの作品です。
今年3月、山形県やまぎん県民ホールで全国大会が開かれた第45回全日本アンサンブルコンテストにおいて、東京隆生吹奏楽団が圧巻の演奏。見事金賞を受賞しました。
参考演奏CD「第45回 全日本アンサンブルコンテスト」 <大学・職場一般 編>
CAFUA CACG-0316金管8重奏のアンサンブル作品をお探しの方、三澤慶作品は他にもございます。
ニュー・ホライズンズ・ミッション ~太陽系の果てへの旅※試聴は楽譜商品ページ[試聴する]ボタンよりお聴きできます。
<打楽器4(5)重奏>片岡寛晶作曲「ミナ・ハニ ~打楽器群のために」メンバーや楽器の実情に合わせ、4重奏でも5重奏でも演奏できます。(3rdパーカッションがオプションです。)
マリンバパート、スコア上は、4oct.半(F~C)を想定して書かれたもので、4~5oct.の全てのマリンバで演奏が可能。「鳥之石楠船神」の作曲者・片岡寛晶は打楽器奏者だけあり、奏者に配慮した譜面になっています。
印象的な冒頭が聴衆を惹きつけ、アラビックな異国情緒の響きで妖艶な世界へと誘います。
<管打楽器4重奏>片岡寛晶作曲「ルリカケスの嘆き ~管打楽器奏者の為に」フレキシブルパートで、最大9パターンの組み合わせが可能。
原曲通りのTrp.が入った編成でも、フルート&オーボエ&クラリネットの純粋な木管アンサンブルでも楽しめます。マリンバにもオーケストレーションに工夫が。厚くして更に効果的な演奏が可能です。奄美群島だけに生息する瑠璃色の羽の美しい鳥、ルリカケス。
美しい姿とは対照的な、カラスに似た鳴き声はBamboo Chimeが表現しているのでしょうか。
曲は急-緩-急の三部形式。場面展開のはっきりした作風でルリカケスを擬人化したような旋律はおとぎ話を聞いているようにも思えます。
小学生から大人まで幅広く演奏していただけます。
次はサクソフォーン四重奏作品をご紹介します。