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【好評発売中♪ 福田洋介ソロ楽譜】
皆様こんにちは^^ 本日も、前回に続きソロの楽譜をご紹介させて頂きたいと思います!
7月16日に発売となった福田洋介さんの新譜3曲と、それに先立ち6月に発売された1曲、合わせて4曲をご紹介していきます。
「ソロはどんな楽器でもOK!」という作品もありますので、最後まで見て頂けましたら幸いです。◆福田洋介作曲「Azure Park」(A.Sax.&Pf.)
[演奏時間:約9分、税抜4,000円]Azureという単語、ご存知でしたか? 英語なんですが、“青空色”という意味です。
色鉛筆や絵の具の色では、“空色”と“水色”というよく似た色があって、むしろ入っているならどちらか一方、名称はメーカー次第…という感じもありますが、ここでは“空のいろ”として思い浮かんだ色のイメージを大切にとっておきましょう。Parkはいわゆる公園です。作品のテーマとなっているのは、「青い空」「公園」「子どもたち」…そして、それを見ている視点、大人の視点です。
変拍子があり、急激で大きな音楽の変化がある。その内容は、予想出来ない子どもたちの動きや行動そのもの、それに驚き翻弄され、新たに世界を見出す大人たちの感動でもあります。
身近に子どもがいる、あるいはいたことがあるという方には、一層ある種のシンパシーを感じて頂けるのではないでしょうか。3つの部分に分かれた構成になっており、初めは変拍子で活発、中間は少しゆっくりと感慨にひたれそうなバラード、3つめのパートはラテンビートの急速なダンスで、最後は遊び疲れて急に寝入ってしまうような音楽になっています。
もとは2本のサクソフォーンとマリンバのための作品だったということなのですが、ソロSax.とPf.伴奏版の初演動画をシェアして頂きましたのでぜひご覧下さい^^「Azure Park」サクソフォーン:宍戸陽子 ピアノ:遠藤龍軌
https://youtu.be/VUQCtDHkJu0◆福田洋介作曲「ソナタ・カフェ」(Cl.&Pf.)
[演奏時間:約17分、税抜5,000円]つづいてはクラリネットとピアノのための作品。ソロと伴奏というよりは、クラリネットとピアノのセッションとか、アンサンブルという感じが強い作品です。
内容は4つのパートに分かれており、全編スウィングの“1.Cross Talk”、深い祈りを込めた“2.Grace”、クラリネットとピアノがそれぞれにひとりごつ“3.Soliloquy”がしばらく続いた後に、いきなり“4.Dance”が始まるという刺激的な内容になっています。
クラリネットとピアノ奏者の、遊び心ある良いコンビが組めたら、ぜひ取り組んでみて頂きたい作品です。
作曲者である福田洋介さんのYoutubeチャンネルで、実演録音を聴くことが出来ます。fukudayosukeチャンネル
https://youtu.be/I571uXNdef8さて、福田洋介さんの代表作といえば…「さくらのうた」でしょ!という方も沢山いらっしゃると思います。ここで、あの「さくらのうた」にゆかり深い作品を2曲ご紹介したいと思います。
◆福田洋介作曲「楓の詩」(Solo&Pf.)
[演奏時間:約5.5分、税抜3,600円]さくらは春、楓は秋の風物ですね。「さくらのうた」は、2012年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲でしたが、こちらの「楓の詩(うた)」はそれに先立って作曲されました。つまり、“楓”あっての“さくら”、「さくらのうた」はこの「楓の詩」のアンサーソングだったわけですね。
「楓の詩」も初めは吹奏楽作品だったということなのですが、今回はピアノ伴奏つきソロ器楽曲として、またソロ楽器は“お手持ちのどんな楽器でもOK!”ということで、ソロ譜をin Cの楽譜でご用意しています。
「もしソロパートをA.Sax.で演奏してみたらどうなるか?」がよく分かる、ソロ版初演時の動画(Solo A.Sax.&Pf.)をこちらでご覧頂けます。「楓の詩」サクソフォン:松下洋、ピアノ:黒岩航紀
https://youtu.be/5-z5E-ixaxsソロだけじゃなく、ピアノパートも素敵なんですよ~~!
また、「自宅で、一人でも」もっと楽しんで頂けるように、ソロパート抜きの伴奏デモ音源も用意してみました!「楓の詩」マイナスワン伴奏音源
https://youtu.be/xFGBlU5pV3oでは、最後にもう1曲!
◆福田洋介作曲「夜桜」(Solo&Pf.)
[演奏時間:約6分、税抜3,600円]こちらは、桜は桜でも、夜の桜。弱奏により、桜花の儚さが際立って感じられる作品です。弱奏を得意とする楽器といえばクラリネット! こちらの動画で、雰囲気をじっくりと聞いてみることが出来ます。
「夜桜」クラリネット:山内利紗、ピアノ:山内すみえ
https://youtu.be/gmO4dWiGQ8kこの作品も、ソロ楽器はオープンとして、楽譜はin Cでご用意させて頂きました。管楽器にとどまらず、打楽器、弦楽器、その他、視野を広げながら、いろいろな楽器で演奏してみて頂きたいと思います!
今日も文字ばかり、ちょっと長かったですが、最後までお読み下さり誠にありがとうございます。
「さくらのうた」ファンの方には、ぜひ、最後にご紹介した「楓の詩」と「夜桜」に、お好きな方からチャレンジしてみて頂けたらと思います。
そして、ソロのための作品をこれまでになく沢山ご紹介させて頂きましたが、安全を第一としつつも、一日も早く仲間との楽しい吹奏楽の時間、聴衆と感動を共有できる時間が戻ってくることを、私達も切に願っています。