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CAFUAのレンタル楽譜〈管弦楽編曲作品〉
皆さまこんにちは!大掃除は順調ですか?
「大晦日には掃除をしてはいけない」という話もありますので、出来るだけ今日のうちに頑張って、そして合間にこの記事を読んで一息入れて下さいね(笑)
今日はCAFUAレンタルライブラリーの中から、オーケストラのアレンジ作品をピックアップしてご紹介致します。◆R.ワーグナー作曲、近藤久敦編曲
『歌劇「ローエングリン」より』
2017年の全日本吹奏楽コンクール全国大会で、横浜ブラスオルケスタが演奏し、見事金賞を受賞した際の自由曲です。
「ローエングリン」は後にワーグナーが提唱した“楽劇”ではなく、明確にオペラであると定義できる最後のワーグナー作品であり、その前奏曲や《エルザの夢》、《婚礼の合唱》などは特に有名です。
この編曲は、第一幕冒頭、第二幕(『エルザの大聖堂への行列』というタイトルで吹奏楽でも有名)中盤、そして第二幕のフィナーレで構成されています。
コンクールのためのアレンジなので、演奏時間は約7分とコンパクトにまとまっています。吹奏楽やクラシック音楽のファンではないお客様がいるコンサートでも、聴衆を飽きさせずに聞いてもらいやすいのではないでしょうか。また、こうまでクラシカルなスタイルの楽曲は、難解な作品や大音量の吹奏楽曲が多く演奏される中で、かえって新鮮に聞こえる効果もありそうです。◆C.M.v.ウェーバー作曲、中橋愛生編曲
『歌劇「魔弾の射手」序曲』
原曲に忠実なアレンジで、演奏時間は約10分となっています。冒頭近くに有名なホルン四重奏がありますが、パート分け等にナチュラルホルンの雰囲気が感じられて、バルブ付きの楽器で吹いていても面白く感じられるポイントになっています。また、奥ゆかしく上品な中にもスリリングな楽曲で、フレーズの呼応やシンコペーション、素早くダイナミックな動きなど、聞かせ方に工夫できる要素が多い作品です。◆F.シュミット作曲、佐藤正人編曲
『バレエ音楽「サロメの悲劇」より』
フローラン・シュミット(1870~1958)はフランスの作曲家で、代表作品にソプラノ、合唱、管弦楽のための「詩編第47編」、バレエ音楽「サロメの悲劇」、ピアノ五重奏曲などがありますが、吹奏楽作品では「ディオニソスの祭り」が特によく知られています。
バレエ音楽「サロメの悲劇」の原曲は2部5曲で構成されており、この楽譜の内容は途切れなく演奏される第2部「海上の魔法(Les enchantements sur la mer)」「稲妻の踊り(Danse des éclairs)」「恐怖の踊り(Danse de l’effroi)」を中心に、吹奏楽で演奏できるよう編曲したものです。
2011年の全日本吹奏楽コンクール全国大会で川越奏和奏友会が演奏して金賞を受賞し、その後も数々の実力ある団体で演奏されてきました。
このたびグランドメニューとして楽譜のレンタルを開始致しましたので、ぜひ沢山の方に演奏して聞いてみて頂きたいと思います。CAFUAレンタルライブラリーでお取り扱いしている楽譜は、全曲閲覧スコア貸し出しサービス“POST de スコア”でもご利用頂けます。
POST de スコアはこちらからどうぞ!*この記事は2019年12月30日にCAFUAレコードのFacebookページで公開されたものです。