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髙橋伸哉「ワンダー・プラネット」レンタル開始!
こんにちは!
浜松交響吹奏楽団の最新CD「天野正道:天雷无妄」収録の委嘱作品より、こちらの作品の楽譜レンタルも満を持してスタートいたします♪
ワンダー・プラネット
髙橋伸哉
演奏時間:約9分
価格:28,000円(税抜)浜松交響吹奏楽団の創立35周年記念委嘱作品となっております。
作曲者の氏名は、ご覧の端末できちんと表示されておりますでしょうか。
「たかはしの“たか”は、ハシゴダカで!」というのが、ちょっとした合言葉になっています。作品はタイトルのとおり、「ワンダー・プラネット」…奇跡の星、地球に曲想を求めた、大編成の吹奏楽曲となっています。時系列に大きく三つのパートに分かれており、宇宙の始まりから動く生物の栄える時代、思考と感情を備えた人の出現から、未来へと力強く踏み出していく大きな流れが感じられます。
作曲者による解説(詳細ページに掲載しています)にもあるのですが、第1のパートでは特に「順次進行」のフレーズが多く見られます。
この「順次進行」はパートをまたいでつながっているものもあるので、変化しながら脈々と続く生命を想像しながら、意識的に「つなぐ・つなげる」ことを心がけ、「つながった!」を沢山作りながら演奏していくと良いと思います。
始めは単細胞生物のようにシンプルだった音が、次第に進化するように、ふるえゆらぎながら響きを重ねていきます。ベクトルは「単純>>複雑化」、そして「sempre cresc.」です。
第2のパートでは、生物たちも細胞レベルから動き回れるレベルにまで進化します。このパートを支配しているのは「緊張感」です。何ものかは分からないけれど、「迫り来る危険に急かされる」ような緊迫感が良いでしょう。「ストレト!」です。
第3のパートに至ると、視点を少し引いて俯瞰するような感じになります。視野を広く大きくして来し方を眺め、今がある奇跡に驚きつつ、愛と感謝の念を感じています。感謝の中には、不思議と切なさが隠れているんですね。3つのパートのうち、1つめと2つめのパートは過去にあたります。今を生きている私たちには、「過去」は変えることのできない、受動的であらざるを得ないものです。
しかし、3つめのパートに至り、今そして未来に意識が及ぶと、これまでの「感謝」を積極的・能動的に未来へ返そう、というベクトルが生まれます。「より良い未来のために、今の私たちが積極的に関わろう」「尽力しよう」という意思のようなものが、力強いエンディングから感じられるように思います。全体的に「地球・宇宙」にイメージを求めた作品ですので、練習・演奏の際にも「スペース(宇宙)感」を意識すると良いのではないかと思います。
本番の演奏は、どんな会場で行われますか? 残響は、どんな感じですか? 長さは? 客席にお客様が入ったら?
現実的な想像と、理想の響きをイメージしつつ、あるいはホールでの練習も交えつつ、音を作ってみてはいかがでしょうか。浜松交響吹奏楽団創立40周年を記念しての、セッションレコーディングによる最新アルバム「天野正道:天雷无妄」は好評発売中です!
レンタルを開始した各委嘱作品のほか、こちらの楽譜も人気御礼発売中となっております。
「彼方の光(木管合奏)」
作曲:村松崇継 / 編曲:浅利真
演奏時間:約3分半
販売価格:7,000円(税抜)6月下旬から7月にかけて、浜松交響吹奏楽団の委嘱作品を連続してレンタルスタートさせて頂きました。
POST de スコアのサービスも、各曲同時にスタートしております。
CDとあわせて、お楽しみ頂けましたら幸いです。楽譜事業部
高橋