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5月リリースCDの紹介 3
今回は、昨日同様、5月20日リリースのCDをご紹介。
「スパイラル・プラウド」
東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部
指揮/畠田貴生
定価 2,667円(税抜) CACG-0232【曲目】
—セッションレコーディング—
1. コンサートマーチ「青葉の街で」 (小林武夫)
2. 吹奏楽のための ~万葉物語~ (山口景子)
3. 喜歌劇「サーカスの女王」セレクション (エメリッヒ・カールマン/編曲:鈴木英史)
4. 月の砂波 (石毛里佳)
5. 時は満ち、風が吹く (内藤友樹)
6. マーチ「夢と勇気、憧れ、希望」 (内藤淳一)
7. バレエ音楽「白鳥の湖」第四幕より 間奏曲、情景、終曲 (ピョートル・チャイコフスキー/編曲:畠田貴生)—ライブレコーディング—
8. スパイラル・プラウド (鈴木英史)
9.ウィンドオーケストラのためのマインドスケープ (高 昌帥)
10. 序曲「謝肉祭」 (アントニン・ドヴォルザーク/編曲:鈴木英史)
11. バレエ音楽「白鳥の湖」第四幕より 間奏曲、情景、終曲 (ピョートル・チャイコフスキー/編曲:畠田貴生)「スパイラル」シリーズも何と12作目を数えました。
1作目から変わることなく、セッションレコーディングとライブレコーディングからの選曲。
いまでこそ、高校生のセッションレコーディングが行われるようになりましたが、12年前から途切れることなく続けているのが高輪台高校の凄さだと思います。全11曲を収録していますが、同じメンバーが演奏しているわけではありません。
1、7 … コンクールA編成メンバー
2、8 … 3年生
3 … B編成メンバー
4 … C編成メンバー
5 … 1年生
6、9 … 次期A編成メンバー
10 … 管楽合奏メンバー
となっています。どの編成でも、どのメンバーでもしっかり高輪サウンドが鳴るところはさすがの実力です。
高い集中力を保ちつつも、リラックスした雰囲気で収録は行われています。
畠田先生もよく“そんな演奏してたらCD聴いてる人にこの曲飛ばされちゃうよ”と生徒さんたちに言い、奮起させている姿を見ます。このCDの中で委嘱作品は3曲。
毎年お馴染みとなった石毛里佳の20人編成作品「月の砂波」、そして「スパイラル・ハーツ」に続く2回目の収録となった内藤友樹の「時は満ち、風が吹く」は24人編成の作品。
タイトル曲の「スパイラル・プラウド」は、ピアノで鈴木英史氏が参加した作品でもあります。コンクールの自由曲として演奏された「白鳥の湖」。今回もセッションとライブの2種類で収録していますが、やはり圧倒的な音楽の力を持っている演奏はライブです。セッションでは緻密に、ライブでは熱く、それぞれの良さが際立った演奏と言えます。
高輪台の今がよく知れる1枚、ぜひ全曲通してお聴き頂ければと思います。
text by 制作部