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長生淳「コンコルディア」レンタル開始!
こんにちは! ちょっと久しぶりの更新になってしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?
本日は、昨年の吹奏楽コンクール全国大会でも演奏された注目の作品、長生淳「コンコルディア」レンタル開始のお知らせです!
コンコルディア
長生 淳
演奏時間:約13分
レンタル価格:34,000円(税抜)
文教大学吹奏楽部の委嘱作品で、「人間愛」「部の、家族のような暖かい雰囲気」「出藍の誉れとなるよう、日々成長を」などのテーマから、相反する要素を組み入れつつ構成された作品となっています。
タイトルの「コンコルディア」は、カエサルと同時代の歴史家、サッルスティウスの言葉から…
“Concordia res parvae crescunt, discordia maximae dilabuntur.”
「調和によって小さなものは成長する」「不調和によって、もっとも大きなものも減衰する」
…という、意味合いの言葉からきています。吹奏楽コンクールで演奏された際には制限時間がありましたため、ノーカット演奏の音源はまだ市場に出ておりません。2014年末に行われた文教大学吹奏楽部のコンサートのCDは今夏発売予定となっており、今回は楽譜がCDに先行して発売となる運びです。
ですので、現時点で、全曲演奏をじっくり聴いてお選び頂くことが難しい状況ではあるのですが(文教大学の冬の演奏会をライブでお聴きになられた方を除いて)…
ここで作品をご紹介するにあたり申し上げたいのは、まず「長生淳の世界」から取り出した音楽に違いないものの、委嘱時のテーマ「人間愛」「暖かい雰囲気」「出藍の誉れ」「日々成長を」といったものからくる優しさ、温かさ、期待や祈りといった要素が、より強く感じられる作品だということです(「出藍の誉れ」とは、「青は藍より出でて藍より青し」というやつです)。
不安や恐怖、混乱に混沌、言い知れぬ暗みからの衝動もありつつ、しかし「これで良い」と全てを受容して包み込み、迎え入れた上で、光り輝き期待に満ちた未来へ向かう祈りのような意思。
相反する要素があるからこそ、聴く人、演奏する人の理解や共感を誘うのではないでしょうか。
理解や共感が思い入れともなり、より一層演奏の質を高める一助ともなるように思います。今夏のコンクールにももちろんですが、じっくり時間をかけてコンサートのメインプログラムに…も、おすすめさせて頂きたい作品です。
本レンタルと同時に、POST de スコアのサービスもスタートいたします!
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お役立て頂けましたら、幸いです。楽譜事業部
高橋