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春日部共栄高校の最新CD、まもなくリリース!
先週に引き続き、今回も春日部共栄高校の新作CD「アッフェローチェ」をご紹介します。
「高 昌帥:アッフェローチェ」 春日部共栄中学高等学校吹奏楽部
客演指揮/須藤卓眞、大滝 実
パーカッション/寺山朋子
指揮/都賀城太郎、織戸祥子
定価2,667(税抜) CACG-0224「ラッキードラゴン」を始めとする多くの委嘱作品が話題となり、全国大会で演奏されることでますます注目を浴びる春日部共栄高校ですが、今作の委嘱作品は「アッフェローチェ」です。
高昌帥氏が作曲のこの作品、タイトルの「アッフェローチェ」は、「Affettuoso」(愛情深くという意味の音楽用語)と、「feroce」(荒々しくという意味)を繋げた造語。
この「アッフェローチェ」の意味通り、ゆったりしたテンポの美しくおおらかなメロディーが広がる部分と、速いテンポで激しく気迫溢れる部分との両極端のものが共存する作品です。高氏が“かなりの難産”と語っていますが、高作品らしい張りつめた中にある美しさと拍の無い間合いの緊迫感が堪能出来ます。
全国大会でも聴くことが出来ますが、それはカット版となりますので是非ともノーカット版の演奏をCDでお楽しみ下さい。
「アッフェローチェ」とともに初演となったのが、福島弘和氏の「シンフォニック・ヴァリエーション」。ホルンソロから始まる、ソロが多めの難易度が高い作品です。
ホルンソロの後に出てくるオーボエソロが主題となり、9つの変奏とコーダで構成されています。様々な形へ変化させていきますが、安定のサウンドとパーカッションの使い方は福島氏ならでは。こちらも是非聴いて頂きたい作品です。
他にも下谷奨励賞に選ばれた酒井格氏の「行進曲『博奕岬の光』」等、話題作と豪華ゲストが満載の魅力溢れるディスクです。
発売は15日!どうぞ、ご期待下さい!