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昭和ウインド・シンフォニーCD「マザーシップ」ご紹介♪
今回も、すでにリリースしているCDをご紹介させて頂きます。
昭和ウインド・シンフォニー(昭和音楽大学)の13作目になる作品です。
「M.ベイツ:マザーシップ」
指揮/ユージーン・M・コーポロン、福本信太郎
ユーフォニアム/外囿祥一郎
定価 2,667円(税抜) CACG-0211毎年日本初演を含む魅力的なプログラムで、コーポロンの指揮の下、質の高い演奏を聴かせてくれる昭和ウインド・シンフォニー。
将来吹奏楽はこうなっていくのではないか、という光を見い出せるのが、この昭和ウインド・シンフォニーのCD。
アメリカと日本とで作品の価値観の違いはあるものの、アメリカ発の新しい吹奏楽の提示に聴いていてワクワクします。特にタイトル曲の「マザーシップ」は、電子音と管楽器が融合された音楽。
コンピューター操者が、他の管楽器奏者と一緒に指揮者に合わせて電子音を出しています。
これも新たな試みの一つで、こんなことが出来るんだ、こんなことが有りなんだ、と感じさせられます。そしてこのアルバムでは、ユーフォニアム奏者の外囿祥一郎氏が、昭和ウインド・シンフォニーの演奏会で初のゲストとして出演。ギリングハムの「ユーフォニアム協奏曲」とアンコールでは「アマ・ポーラ」を演奏し、安定かつ圧巻の外囿氏の音楽を披露しました。
技巧の多い「ユーフォニアム協奏曲」の一方で、歌心溢れ美しく奏でられた「アマ・ポーラ」。
最後の一音まで聴き逃せない演奏がここにあります。質の高い演奏に、価値の高いプログラム。
“吹奏楽”を一つの芸術として聴いてみるのはいかがでしょうか。
なお、14作目の最新作も今年の冬にリリース予定です。お楽しみに!