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アンサンブル紹介リレー・その25
こんにちは。湘南の海近い街にもトンボが飛びはじめました。
本日ご紹介するのはこちらの作品です。
CEM-008
サンジェルマンの広場 6人の打楽器奏者のための
/ 真島俊夫(打楽器6重奏)
定価4,200円(税込)「サンジェルマン」は、フランスのパリ市内にある地区の名前で「サンジェルマン通り」という道もあり、観光ガイドなどには、「サンジェルマン・デ・プレ」として掲載されていることもあります。
作曲者の真島氏によると、このサンジェルマン地区は「学生街にも近く活気に満ちているが、一歩裏通りに入ると静かな小径や落ち着いた佇まいの建物があり、変化に富んだ魅力あふれる地域」とのこと。「サンジェルマンの広場」というタイトルではありますが、サンジェルマンという地区、界隈、あるいは『「サンジェルマン」という空間』の印象をもとに書かれた作品と考えて良さそうです。冒頭からの軽快で楽しげな部分では鍵盤打楽器をメインに、シェイカーやウッドブロック、トライアングルなどがアクセントを添えます。やがて訪れるサンバのパートでは、ラテンパーカッションのリズムが弾けています! “Freely”の指示があるパートも…フィーリングを大事に、ノリノリで演奏しちゃいましょう♪
その後、夜のように静かな部分を経て初めの軽快な旋律が戻り、短い終結部を迎えます。楽曲の中に色々な表情がありながらも、全体を通して感じられるのは「陽気、お洒落、楽しい」といった雰囲気です。ステージで演奏すれば、ぱっと場が明るくなったように感じられるでしょう。コンテストのみならず、コンサートピースとしても大変おすすめです。
打楽器6重奏「サンジェルマンの広場」は、こちらのCDに収録されています。
CACG-0102
パーカッションアンサンブル邦人作品集
演奏:小川佳津子&ステラ21
定価2,800円(税込)CAFUAで楽譜をお取り扱いしている、天野正道作曲の打楽器6重奏「ヘキサゴン」も収録しています。あわせてお楽しみいただければ幸いです。
楽譜事業部 高橋