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アンサンブル紹介リレー・その12
昨日に続き、今回はクラリネットアンサンブル作品の「アンダルシアの風」をご紹介します。
CEM-015
アンダルシアの風 / 坂井貴祐(クラリネット8重奏)
定価 4,200円(税込)作曲者・坂井氏の、“アンダルシア”の印象を詰め込んだ作品です。
“アンダルシア”と言えば、スペインの地中海寄りの暖かい気候の州。“フラメンコ”“闘牛”発祥の地であり、そのような雰囲気の音楽では、とパッと想像できる方も多いでしょう。ノリの良い3拍子が気持ちよく鳴り、冒頭は闘牛を思わせるかっこいいメロディー。ですが、完全に闘牛というわけではなく、少し音程をずらしてきているような印象も受け、センスの良さが光ります。
中間部分は明るいフラメンコ風。終始、メロディーと刻まれる伴奏と役割が分かれていますが、最後はユニゾンになって全員で爽快に終わります。リズミカルで親しみやすい曲調が特徴の楽曲。
クラリネット奏者の方に是非オススメしたい作品です。こちらは「ねがい」というCDに収録されています。
CACG-0138
「ねがい」
コンチェルト・ダモーレ 佐川聖二クラリネット・オーケストラ
定価 2,500円(税込)制作部 A&R 奥野