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アンサンブル紹介リレー・その3
3回目の本日、ご紹介するのはこちらの楽曲♪
CEM-043
「悲歌」能~道成寺の物語によるバラード(木管8重奏)
4,410円(税込)能楽のほか、人形浄瑠璃、歌舞伎などでもよく知られる、道成寺にまつわる悲恋の物語については商品詳細ページでご紹介しておりますので、こちらでは別の話題を取り上げたいと思います。
木管アンサンブルを演奏する際に少し気になるポイントは、『音の線が細くなりやすい…』ということではないでしょうか。それが木管アンサンブルの特徴であり個性ではありますが、舞台上でなんとなく弱く見えてしまうのではないかというのは、少々気がかりなものです。
この作品、『「悲歌」能~道成寺の物語によるバラード』は、2本のフルート(1stにピッコロ持ち替えあり)と2本のクラリネットにサクソフォン4重奏(ソプラノ、アルト、テナー、バリトンのサクソフォン各1本)を合体させています。これにより、木管アンサンブルらしい繊細さを生かしつつ、よりパワフルで豊かな響きを実現しました。ダイナミックレンジも拡大し、より表情豊かでドラマティックな表現が可能です。
第35回全日本アンサンブルコンテスト全国大会では金賞を受賞し、CDにも収録されています。
CACG-0188 第35回全日本アンサンブルコンテスト 中学・高校編
演奏:小平市立小平第六中学校また、前作「巡礼歌」(CEM-029 木管8重奏)も、第33回全日本アンサンブルコンテスト全国大会で演奏されました。
CACG-0154 第33回全日本アンサンブルコンテスト 中学・高校編
演奏:東京都立小山台高等学校8つの楽器で描き出す「和」の世界…美しい、けれど悲しく、ときにおどろおどろしく恐ろしく、さまざまな表情を見せる『「悲歌」能~道成寺物語によるバラード』。
ぜひ、お客様ご自身の耳で、確かめてみて下さい。次回は、CEM-044「秋のエオリア」/ 柳田孝義(フルート四重奏)をご紹介します。お楽しみに。
楽譜事業部 高橋