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アンサンブル紹介リレー・その2
お待たせしました! 本日8月1日(水)より、2012年アンサンブル新譜5曲が発売になりました!
昨日7月31日よりスタートいたしました、アンサンブル楽譜紹介企画『アンサンブル紹介リレー』第2回は、こちらの作品をご紹介します♪
CEM-042
瞬過終倒 / 石毛里佳(金管8重奏)
4,620円(税込)CAFUA Music Libraryでは他に、サックス4重奏の「Sparking!」や、クラリネットアンサンブルの「ねがい」(5重奏版と8重奏版がある)に加え、レンタルの吹奏楽曲も多数ご紹介させて頂いている石毛里佳さんの最新作です。
ユーフォニアムを2本使っているところも、金管8重奏として少し特徴的ではないでしょうか。線的な音から、やや「空間を埋めていく音」にシフトした響きになります。
「瞬過終倒(しゅんかしゅうとう)」というネーミング、文字で読んでびっくりされた方が沢山いらっしゃるのではないでしょうか。私(楽譜担当)がこの曲を初めて聴いたのは、今年の3月、アンサンブルコンテストの全国大会の会場の録音編集現場でした。
プログラムを見る時間がなかなかとれず、アナウンスと演奏している音だけを聞いてすっかり「春夏秋冬」だと思い込んでいました。「たった5分で四季を表現するなんて、大変だ!」とも…実際には、季節ではなかったわけですが(笑)。こちらの楽曲は、CACG-0189 第35回全日本アンサンブルコンテスト(大学・職場一般編)に収録されております。実際に聴くとお分かり頂けると思うのですが、第1音から「金管アンサンブル!」を明確に主張した、インパクトのあるオープニングは舞台にとてもよく映えます。
作曲者自身も、「今まであまりしたことのない音づくりを試みた」と語っておりますので、多くの方に聴いて、そして演奏して頂ければ…と思います。次回はCEM-043「悲歌」能~道成寺の物語によるバラード / 松下倫士(木管8重奏)をご紹介します。お楽しみに!