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明日発売!グラールW.Oの「交響曲第1番『グラール』」
グラールウインドオーケストラ、初のレコーディングアルバムが明日発売です。
「天野正道:交響曲第1番『グラール』」
グラールウインドオーケストラ
指揮/佐川聖二
定価2,500円(税込) CACG-0201グラールウインドオーケストラの「創立20周年第30回記念定期演奏会」において、佐川聖二氏の指揮により初演された、「交響曲第1番『グラール』」。
各楽章は2007年から2010年に、それぞれ単独の楽曲として完成され、最終的に「交響曲」となりました。1楽章「幻影-ファントム ドゥ ラムール」はソナタ形式を用いて書かれた作品。
第2楽章は、見事な天野節のスペイン風スケルツォ的な作品「エスティロ デ エスパーニャ ポル ケ?」。フランス語で書かれたこのタイトルは、直訳すると「何で、スペイン風なんだ?」です。
第3楽章は「アダージョ スウォヴィアンスキェ」。日本語では「スラブ風アダージョ」という意味です。
CAFUAでもレンタル楽譜として扱わせて頂いておりますが、四分音符=28、小節数は60のみという約8分の作品です。
第4楽章は「ロンド-コーダ」。この作品のみ、交響曲の「終楽章」として作曲され、各楽章のモチーフが再現されています。天野正道氏自身がオルガンを演奏し、壮大で音楽の持つ力が十分に出ています。CD制作を担当して下さったグラールウインドオーケストラの副団長は、解説内で以下のように語っています。
4年の歳月をかけて完成されたこの交響曲は、委嘱元の我々にとっても、まさに宝物のような作品です。
しかしながら、宝物だからといって、これを大事にしまっておいても、音楽としては何の意味もありません。今回、拙い演奏ではありますが、この録音を世に送り出すことにしたのは、この素晴らしい作品を多くの方々と共有したいという想いがあったからです。是非皆様に聴いて頂き、このようなグラールウインドオーケストラの想いと、天野正道氏の『コア』を揺さぶる音楽の素晴らしさが詰まった作品を、感じて頂ければと思います。