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福島弘和編曲による「レ・ミゼラブル」楽譜は現在ご予約受付中です。
話題があちこちに飛んでいて誠に恐れ入りますが(笑)、本日は、現在ご予約受付中・週末の全日本吹奏楽コンクール全国大会での演奏を待つ、福島弘和編曲による楽譜『ミュージカル「レ・ミゼラブル」より』のご案内です!
ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
作曲:C.M.シェーンベルク/ 編曲:福島弘和
定価12,000円(税抜)CWE-025CAFUA webショップはもちろん、お近くの楽器店でもご注文頂けます!
「レ・ミゼラブル」を収録した春日部共栄中学高等学校吹奏楽部のライブディスクも大変なご好評を頂き、誠にありがとうございます。さて、それでは…
前回に続き2回目となるこの記事を読めば、吹奏楽で「レ・ミゼラブル」を5倍楽しめる!?
ダイジェストの続きをお届けしていきたいと思います。前回の最後で、コゼットはジャン・ヴァルジャンに引き取られることとなり、コゼットの母親は病で他界してしまったところまでお話ししました。その後…
コゼットはヴァルジャンの庇護のもとで、すくすくと、そして美しく成長していきました。
(ジャベール警部の執拗な追跡から逃れながら、ではありますが…)
コゼットが少女と大人の女性のはざまに立つ頃、貧しい人々に施しをするヴァルジャンについて街を歩いているときに、彼女はある青年と出会います。青年の名は、マリウス・ポンメルシー。革命運動のグループに参加している若者でした。二人は互いの名も知らず、ひとことの言葉も交わさぬうちに、恋に落ちます。
マリウスの住まいの近所に住む、少女エポニーヌ(テナルディエ夫妻の長女!)は、ひそかに思いを寄せていたマリウスの様子が、おかしいのに気づいて声をかけました。マリウスはなんと、そんなエポニーヌに「彼女(コゼット)を探し出してくれ」と頼みます。
知らぬこととはいえ、なーんと酷い仕打ちでしょうか!エポニーヌはしぶしぶコゼットを探し出し、マリウスとコゼットを引き合わせました。
再会の喜びに身を震わせる二人。ここで歌われるのが、”A Heart Full of Love”です。
このアレンジでは、第4曲に配されています。
マリウスとコゼットが愛を歌う一方で、後半からはエポニーヌの嘆きの歌も加わって三重唱になります。
「片思いなのよ」「仕方がないわ…」と失意を歌うエポニーヌの旋律は、大半が下降する音列で出来ており、沈んでいく心をその音形でも表しているように思えます。やがて雨が降り出し、エポニーヌは濡れながら夜の道を歩いていきます。彼女はいつも、一人で夜に歩いては、マリウスが傍にいて共に歩き、優しい言葉をかけてくれることを想像して自分を慰めていました。「道に迷ったって、きっと彼が見つけてくれる…」
そんな罪のない夢想遊びも、彼に恋人が出来た今となっては、やめざるをえませんでした。
これが、邦文題では「ひとりぼっち」とも訳される、”On My Own”で、これは第3曲に配されています。さて、一気に最後まで行きますとかなり長くなりますので、もう1回だけ区切らせて頂きたいと思います!
先行してリリースした、春日部共栄中学高等学校のライブCDも好評発売中!
「レ・ミゼラブル」
春日部共栄中学高等学校吹奏楽部
指揮/都賀城太郎
マリンバ/藤井むつ子ぜひこちらも、あわせてチェックしてみて下さいね!
物語のエンディングまで、あと少し!
次の記事も、どうぞお楽しみに♪