Archive for 7月, 2022

  • アンサンブル新譜2022<金管・打楽器編> 

    Date: 2022.07.15 | Category: NEWS! | Response: 0

    例年に比べ、アンサンブル作品のお問い合わせ・ご注文の動きが早いような気がします。
    2022年発売となるアンサンブル作品をご紹介します。



    <金管8重奏> 三澤 慶作曲「ヴィーナス ~美の幻想、地獄の実相」

    東海大学附属高輪台高等学校吹奏楽部・東京隆生吹奏楽団委嘱作品。
    作曲家・三澤慶とタッグを組んでゴールド金賞!を目指す宇宙シリーズの第五弾です。

    金星をテーマに、金管アンサンブルならではの軽快なパッセージと華やかさ、掛け合いなどの魅力満載。副題が示すように「美」と「地獄」の対比を音で表現。ユーフォニアムにも見せ場があり個人の技巧が披露できる上級者向けの作品です。

    今年3月、山形県やまぎん県民ホールで全国大会が開かれた第45回全日本アンサンブルコンテストにおいて、東京隆生吹奏楽団が圧巻の演奏。見事金賞を受賞しました。


    参考演奏CD「第45回 全日本アンサンブルコンテスト」 <大学・職場一般 編>
    CAFUA CACG-0316

    金管8重奏のアンサンブル作品をお探しの方、三澤慶作品は他にもございます。


    ニュー・ホライズンズ・ミッション ~太陽系の果てへの旅



    軌道共鳴



    Mars 〜赤の神話、青の記憶

    ※試聴は楽譜商品ページ[試聴する]ボタンよりお聴きできます。

     



    <打楽器4(5)重奏>片岡寛晶作曲「ミナ・ハニ ~打楽器群のために」

    メンバーや楽器の実情に合わせ、4重奏でも5重奏でも演奏できます。(3rdパーカッションがオプションです。)
    マリンバパート、スコア上は、4oct.半(F~C)を想定して書かれたもので、4~5oct.の全てのマリンバで演奏が可能。「鳥之石楠船神」の作曲者・片岡寛晶は打楽器奏者だけあり、奏者に配慮した譜面になっています。
    印象的な冒頭が聴衆を惹きつけ、アラビックな異国情緒の響きで妖艶な世界へと誘います。

     

     



    <管打楽器4重奏>片岡寛晶作曲「ルリカケスの嘆き ~管打楽器奏者の為に」

    フレキシブルパートで、最大9パターンの組み合わせが可能。
    原曲通りのTrp.が入った編成でも、フルート&オーボエ&クラリネットの純粋な木管アンサンブルでも楽しめます。マリンバにもオーケストレーションに工夫が。厚くして更に効果的な演奏が可能です。

    奄美群島だけに生息する瑠璃色の羽の美しい鳥、ルリカケス。
    美しい姿とは対照的な、カラスに似た鳴き声はBamboo Chimeが表現しているのでしょうか。
    曲は急-緩-急の三部形式。場面展開のはっきりした作風でルリカケスを擬人化したような旋律はおとぎ話を聞いているようにも思えます。
    小学生から大人まで幅広く演奏していただけます。

     
    次はサクソフォーン四重奏作品をご紹介します。
     

  • アンサンブル新譜2022<サクソフォーン編> 

    Date: 2022.07.15 | Category: NEWS! | Response: 0

    続きまして、サクソフォーン四重奏曲 2作品をご紹介します。



    <サクソフォーン4重奏>宮内栄輝作曲「秋の幻影 ~どんぐりころころの主題による~」

    童謡を新たな解釈で生み出した、新進作曲家のデビュー作です!
    お馴染み「どんぐりころころ」のフレーズが顔をのぞかせてはつかめない、ミステリアスで技巧的な作品。
    宮内栄輝は現在、大阪音楽大学在学中でありながら高い評価を得ており、今後が楽しみな作曲家です。

    まずはCAFUA YouTubeチャンネルで、そのエネルギーとアイデアが詰まった渾身作をお聴きください!!

    演奏:ペペロサクソフォーンカルテット




    <サクソフォーン4重奏>宮内栄輝作曲「サクソフォン四重奏曲 第一番 へ短調 」

    同じく、宮内栄輝が紡ぎ出したハイグレードなサックス四重奏曲。独立した3つの楽章で構成されています。
    重厚な響きで緩急がはっきりした1楽章。
    2楽章の「インテルメッツォ」はうって変わってやさしいため、和声進行の練習曲としてもアカデミックに活用できます。
    そして、明るく軽快な美曲の3楽章「ロンド」。
    数あるサクソフォーン四重奏曲に肩を並べ、単楽章での演奏でサロンコンサートやコンテストにも取り上げていただきたい作品です。

  • 活動再開の記念盤!文教大学吹奏楽部「レ・ミゼラブルより」

    Date: 2022.07.13 | Category: NEWS! | Response: 0

    活動再開の第一歩を踏み出す、特別な定期演奏会の記録 !
    文教大学吹奏楽部 C.M.シェーンベルク「レ・ミゼラブル」より

    2021年12月、ライブ配信という形で実施された「文教大学吹奏楽部」の第44回定期演奏会は、2020年春の感染症拡大以降、1年半近い活動休止を経て開催された、同部にとって歴史的・記念碑的なコンサートとなりました。2021年に再開された全日本吹奏楽コンクールへの出場も見送り、活動らしい活動をする事ができない中でも、多くの新入部員が入部し活動再開の日を心待ちにしていたと言います。この定期演奏会は、待ちに待った活動再開から間を置かず開催されたため曲数も少なく、ライトな曲目が並んでいますが、「音楽が出来る喜び、合奏できる楽しみ」そんな大事な事を思い出させてくれる、心温まる素敵なコンサートとなりました。

    ボーナストラックとして収録した天野正道「オルレアンの少女」は「サマーコンサート2019」のライブ録音。この年、全日本吹奏楽コンクールで演奏された同曲は大きくカットされた演奏で、既にリリースされているライブCDにもこのカット版にて収録されておりますが、この初演ライブは全曲約15分を丸ごと収録した貴重なもの!初めてこの大曲の全貌が明らかとなります。


    CDブックレットには、長年に渡って文教大学吹奏楽部を牽引してきた指揮者・佐川聖二のインタビューを掲載しております。秋田山王中に入部して初めてクラリネットを手にした時の事から、音楽家を目指して東京藝術大学へ進もうとした苦労、中央大学の指導がきっかけとなり吹奏楽指導者の世界に足を踏み入れた事、そして文教大学の指揮者になった事など、数多くの思い出話が語られています。もちろん、長年に渡る盟友・天野正道との思い出話も飛び出します!また、第42代学生指揮者としてコロナ禍の同部を支えてきた今井博斗のインタビューも掲載。学生(当時)の立場で文教大学吹奏楽部の活動について語っていただいています。

    日本を代表する大学バンドでありながら、コロナ禍により壊滅的な状況に陥っていた同部の復活を象徴する記念アルバムの登場です!

最近の投稿

最近のコメント

    アーカイブ

    カテゴリー

    メタ情報