Archive for the ‘REPORT!’ Category

  • 土気シビックVol.13 レコーディングレポート

    Date: 2009.02.12 | Category: REPORT! | Response: 0

    土気シビックウインドオーケストラの13枚目のCDレコーディングが、2月7・8日に千葉県の東金文化会館にて行われました。

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    年1回のレコーディングを行うとともに、そのなかで毎回素晴らしいゲストと共演し、常に新しい境地を目指す土気シビックウインドオーケストラ。
    13作目ともなると指揮者、プレーヤー、スタッフ間の信頼も厚く、我々の機材トラブルを除けばとても順調なレコーディングでした。皆さん、長丁場2日間のペース配分とここぞという時の集中力はさすがです。
    現場には作曲家の鈴木英史氏、今回新作の録音もされた樽屋雅徳氏も見え、土気シビックのより良い作品作りには余念がありません。

    我々スタッフが驚くのは、テストテイク後の本番テイク。
    テストテイクを聴いた後、プレーヤーが気付いたり、指揮者から指示された箇所がどんどん反映され、曲が仕上がっていく様は「凄い!」の一言。こちらからの指示などなくても良い方にどんどん進んで行くのです。

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    気になる今回のゲストは、NHK交響楽団の首席トロンボーン奏者、新田幹男氏。音源としては貴重なイウェイゼンのコンチェルトを収録!25分もある大曲です。新田氏の伸びやかで繊細な音色は必聴。

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    CDの発売日は土気シビックの定期演奏会に合わせて5月6日の予定です。
    ご期待下さい!
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  • 雲井雅人サックス四重奏団のレコーディングをリポート

    Date: 2008.11.20 | Category: REPORT! | Response: 0

    8月15~17日、雲井雅人サックス四重奏団の第4弾となる「むかしの歌~Chanson d’Autrefois」のレコーディングが埼玉県秩父ミューズパーク音楽堂で行われました。

    今回はそのレコーディングの様子をリポートいたします。 

    当日は日にちからお分かり頂けるように真夏に行い、
    さらに空調の音が入らないようにホールや楽屋の冷房もすべて切った状態でのレコーディング。

    そのような中でも、雲カルの集中力は削られることなく、黙々と励みます。

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    今回はこれまでの現代作曲家の作品ではなく、どこかで耳にしたことのある民謡やサックス四重奏曲として親しまれている楽曲など、ポピュラーな作品を取り上げています。

    録音ベースでは、外からかすかに聞こえる蝉の声や吹いてくる風、夏独特の匂いも感じられ、それらがうまく雲カルの昔懐かしい音楽と混ざり合い、何とも言えない空間が出来上がっていました。

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    今回レコーディングした「むかしの歌~Chanson d’Autrefois」の発売は12月17日(水)です。
    ですが、12月6日(土)にめぐろパーシモンホールで行われる“雲井雅人サックス四重奏団 クリスマス・コンサート”にて、CDを先行発売!!
    待ちきれない!という方々は是非、会場でいち早く手に入れて、雲カルの新たな世界をご堪能下さい。
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  • ジェローム・ララン フランスでの演奏会をレポート

    Date: 2008.10.09 | Category: REPORT! | Response: 0

    9月13日、フランスのパリ郊外 -ロワイヨモン修道院- において、サクソフォーン奏者ジェローム・ラランが主宰する現代音楽を主体としたアンサンブル、Ensaemble Cairnの演奏会が行われました。

    この演奏会は -ロワイヨモン修道院- が定期的に行っている現代音楽の実験的演奏会。修道院内の収容人数100名ほどの祭礼場で行われました。
    この昔の佇まい、そして神聖な雰囲気漂う修道院で、現代音楽の演奏会が開催されるとは、さすが現代音楽の先進国フランスです。

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    演奏会の開演時刻はなんと夜の9:00!
    ここでも昼が長いヨーロッパの文化に触れることができました。

    演奏会は現代音楽主体というだけあって、半透明のスクリーンに揺らぐ蝋燭の炎や修道院の釣鐘などの映像を投影しながら、聴衆の心に訴えかける描写音楽が中心。
    ジェロームはアンサンブルの他にもSoloを披露。10年前の自身の演奏を録音し、その音源に重ねてジェロームが演奏するという試みもあり、すべてのプログラムが聴く人の心に直接響くものでした。

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    また、アンサンブルの編成はFlute・Clarinet・Saxophone・Guitar・Piano・Violin・ViolinCellの普遍的な編成。

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    アンサンブルの融合は一時も油断できない緊張の中に、温かみと想像を掻き立てる音楽の連続。
    7月12日に行われた日本でのリサイタルとは全く違う文化の差を、耳でも肌でも感じられた素晴らしい演奏会を体感できました。

    7月に発売されたジェローム・ラランのアルバム「Impressions d’Automne」は、“レコード芸術9月号”や“PIPERS8月号”、“The SAX11月号”で取り上げられています。掲載された記事を見ると聴き方が変わって、さらにアルバムを楽しめます。是非、記事を見ながらジェロームの音楽を聴いてみて下さい。

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    レコード芸術誌 準特選盤
    「Impressions d’Automne」  ジェローム・ララン
    3,000円(税込) CACG-0119

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  • ジェローム・ララン コンサート

    Date: 2008.07.16 | Category: REPORT! | Response: 0

    ジェローム・ラランの“CDリリース記念コンサート”が7月12日(土)に渋谷アクタス・ノナカ アンナホールにて行われました。

    今回はそのコンサートの様子をリポートいたします!

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    コンサート当日、会場である「アンナホール」には溢れんばかりのお客様が来場されました。

    CDの収録曲を中心に、新曲も交えながら構成されたプログラムは、フランス音楽と現代音楽が混じり、フランス音楽史の原点回帰と現代音楽の初演という二面性を持った意欲的な構成。

    フランス音楽は、そのどれもが本場フランスのエスプリを感じる情緒豊かな演奏、
    そして現代音楽は、聴いている人をその世界観に引き込む迫真の演奏で聴衆を魅了しました。

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    ここまでを見ると堅苦しいコンサートのような印象を与えますが、まったくそんなことはありません。
    演奏の合間のトークや、客席に来ていた作曲者の方が急遽曲の紹介をするなど、終始アットホームな雰囲気で演奏者の方々の人柄が表れたコンサートでした。

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    CDの中にも参加している原博巳との共演もあり、盛り沢山な内容。

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    プログラム:
    ■ラプソディー (クロード・ドビュッシー)
    ■ソナチネ (モーリス・ラヴェル)
    ■スフルスティック (鈴木純明)
    ■Impressions d’Automne (アンドレ・カプレ)
    ■Trace<新作> (村上暁子)
    ■SPP<日本初演> (フィリップ・ルルー)
    ■オーボエ、バソンとピアノの為の三重奏曲 (フランシス・プーランク)

    コンサート終了後には、7/23の全国発売に先駆けてCD「Impressions d’Automne」の先行発売が行われ、サイン会にも長蛇の列ができていました。

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    この「CDリリース記念コンサート」は7月19日に鹿児島でも行われます。
    お近くにお住まいの方も、そうでない方も是非足をお運びいただき、ジェロームの演奏を堪能して下さい!
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